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始まるCOP20と日本の立場
きょう1日から、ペルーで気候変動枠組条約第20回締約国会合(COP20)が開催される。2020年以降の国際枠組みは、来年パリで開催されるCOP21までに合意する予定。今回の会合が持つ意味は大きく、議論の行方を世界が注視する▼温室効果ガス排出削減に関する国際交渉で、日本は苦しい立場にある。3・11以降、エネルギー需給が極めて厳しい状況に置かれているためだ。国の戦略を方向付けるエネルギー基本計画でも、30年に向けた電源構成の数値は明示できていない▼これが定まらなければ、削減目標は根拠を持たない。だから中期、長期の電源構成をしっかり議論したうえで目標設定に進む...。理屈はその通りでも、国際社会が受け入れるかどうか。事情は理解されても共感を得るのは難しい▼政権は来夏までに決める方針。随分と議論を重ねてきたが、決定は先送りされている。原発を再稼働させてからという思惑は丸見え。そろそろ想定するいくつかのシナリオを示すべき時期に来ている▼さて、COPでは毎回、NGOが温室効果ガス削減に不熱心な国を「化石賞」に認定する。野心的な目標をもたない日本は、今回もその有力候補。同賞は排出削減への姿勢に重きを置き、原発稼働の有無が評価に直接影響することはないとか。それがこの分野での国際標準である。