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2014年03月18日 前へ 前へ次へ 次へ

囲碁と将棋で明暗分かれたコンピュータ対決

 囲碁も将棋も"棋士"が対決、雌雄を決する。トッププロが四つに組んだ棋戦は、双方の凄まじいエネルギーがせめぎ合う。攻めと守りの重層的な駆け引きが繰り返される様は圧巻だ▼先ごろ、プロ棋士とコンピューターソフトが対決する「囲碁電王戦」が行われた。通常の十九路盤より狭い九路盤を使い、棋士側が4戦4勝と完勝した。プロに立ち向かったのは、2009年の「コンピューターオリンピアード」で優勝した「Zen」だが、その打ち方を研究したプロ棋士に軍配があがった▼初手から終局までの局面(手数)が10の360乗とされる十九路盤に比べ、九路盤は10の90乗、関係者はいい勝負になると予想していたが、プロ棋士の読みに一日の長があった▼一方、将棋の世界では電脳の成長は著しい。12年の第1回将棋電王戦で故米長邦雄永世棋聖が敗北、昨年は1勝3敗1分けと分が悪い。現在のスターソフトである「Bonanza」は、王と金の位置関係などの評価パラメータを5000万項目にまで増やしているらしい。オープンソースとしたことで、ソフト開発の質も飛躍的に向上したようだ▼プロ棋士の矜持と(ソフトの)アルゴリズムのレベルアップ、先週末の第3回初戦はロボットに進化したソフト「習甦」が先勝した。4月にかけての電王戦の行方を見守りたい。


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