2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む
日本特許1号の堀田錆止塗料
1885年(明治18年)のきょう8月14日、日本の特許第1号が登録された。日本の伝統技術をベースに、鉄製船舶による本格的な海上輸送時代の到来に対応すべく開発された錆止め塗料「堀田錆止塗料及ビ其塗法」である▼当時の鉄製船舶は、海水によって船底を浸食されるため6カ月ごとに入渠して塗装しなおさなければならず、効果が長持ちする錆止め塗料が求められていた。開発者の堀田瑞松は有名な彫刻家・漆工芸家。漆の持つ可能性に気づく職にあった▼この塗料の主成分は漆。そのほか鉄粉や鉛丹、柿渋、酒精、生姜などが含まれる。漆は日本古来の塗料、目を付けられても不思議はないが、生姜の採用は面白い。日本化工塗料のホームページでは、生姜が選ばれたのは、その成分であるフェノール系物質による防藻・防貝性に着目したからではないかと推測している。今日風に言えばバイオマス利用である▼天然の物質からさまざまな"機能"、"効用"を探し出す。医薬品や食品、化粧品業界の中心テーマだが、別にこれら業界だけの専売特許ではない。自然には機能の源泉が無尽蔵にある。柔軟な発想でその源泉を掘り当てたい▼堀田錆止塗料から約130年。特許大国日本はいま新たな課題を突きつけられている。技術で勝ち、ビジネスでも勝つ成長戦略である。